攻撃性と美の奇跡的な融合。
ここには美しくも孤独な風景が広がっている。
イギリスのコーンウォール出身リチャード・D・ジェームスのエイフェックス・ツインです。名盤と称される 『 Selected Ambient Works 85-92 』 と 『 Richard D. James Album 』 の間に発表されたこの 『 ...I care because you do 』 。私の最も好きな銀盤の中の1つであり、リチャードの作品の中ではこのアルバムが1番好きです。
ビートはこれ以降の微細複雑ドリルン路線と、以前の比較的単調なテクノビートの間のブレイクビーツといったところで、ここが長年飽きずに聞き続けられる1つのポイントかと。テンポもゆったりとしたものが多いですし。
そしてなんといっても全編に亘って奏でられる美しい旋律と音色!
このアルバムの旋律を聴くと、きらめく星空の下、孤独な風景が広がりそこに溶けていってしまいます。
またドラムにしろ上物にしろ一音一音の音色がいちいちキモチイとこを突いてくるんです。聴覚の性感帯を刺激するんです。発売された当時は「なんでこいつはこんなにおれの琴線を知っているんだ?!」と思いました。そして電子楽器を発明してくれた人にありがとう!
さらにこのアルバムを珠玉たらしめる要素として、
10曲目の Alberto Balsalm が収められていることが大きい!
いやあ、この曲はもう美しくもあり優しくもあり、さらわれちゃいます。
皿割れます。ウッス!自分皿割れるッス!!
多分一生聴き続けます。愛してます。涅槃です。
私が皿を割った場所を描写してみますと…
廃墟になった鉄工所の中。帽子を被っていて顔のよく見えない数人の作業員が鉄柵や鉄板を叩いてリズムを形成している。鉄工所の天井は崩れていて、そこからはたくさんの流れる星達が見える。そんな中に自分が佇んでいる。そんな感じ。
やはりこの曲が好きだという方は結構おられるみたいですね。
しかし1番好きな曲のイメージが廃工場ってどうなんでしょう?
他にも5曲目の VENTOLIN という嫌がらせのような
リチャードのいたずらっ子体質が出た破壊的な名曲もあります。
よく上記の自分の顔をオモチャにした笑うリチャードジャケが話題になりますが、この銀盤レーベル面には CD 規格のロゴ( COMPACT disc DIGITAL AUDIO ってやつ)がデカデカとど真ん中にデザインされており、その周りにリチャードファンにはおなじみの殴り書きの字で WARP CD 30 等が書かれているのですが、これが格好良い!今までにこんな格好良い CD 規格ロゴは見たことない!これも酷い曲をリミックスして自分の気に入るように作り直すっていうリチャード流リミックス法の1つなんでしょうか?
一応その写真。これだと、そのかっこよさがあまり伝わらないと思いますが。
Aphex Twin / ...I care because you do [1995/04]
| 1. |
|
Acrid Avid Jam Shred |
'94 |
| 2. |
|
The Waxen Pith |
'93 |
| 3. |
|
Wax The Nip |
'90 |
| 4. |
|
Icct Hedral (Edit) |
'94 |
| 5. |
|
VENTOLIN (Video Version) |
'94 |
| 6. |
|
COME ON YOU SLAGS! |
'90 |
| 7. |
|
Start as you mean to go on |
'93 |
| 8. |
|
Wet tip hen ax |
'94 |
| 9. |
|
mookid |
'94 |
| 10. |
|
Alberto Balsalm |
'94 |
| 11. |
|
cow cud is a twin |
'94 |
| 12. |
|
next heap with |
'93 |
| |
| all songs written by Richard D. James |
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